キャンパス紹介

太田キャンパスを紹介します

太田キャンパス

太田キャンパスとは

イノベーションセンター

太田キャンパスは2007年度に「学理と実践」を基本理念とするモノづくりの教育と研究を行うために新設され、主に理工学部化学生物学科、機械知能システム理工学科、理工学府理工学専攻の学生が使用しています。太田キャンパスでは、機械工学、情報工学、材料工学、電気電子工学といった、モノづくりに必要な知識を学生に習得させる事で、日本の科学技術発展に貢献する人材の育成を行う他、産学官連携による共同研究開発が行われています。
太田キャンパスは、太田市が所有するテクノプラザ太田に群馬大学を誘致する形で設立され、市と大学が協力する形で、専門的な研究を進めています。そのため、学生向けの設備のほかに、企業向けの高度な設備も取り揃えられており、多くの企業と連携を取りながら研究を行っています。
太田市は元々、モノづくりの街として発展しています。太田キャンパスではその基盤を生かして、多種多様な企業と連携をとり、より専門的な研究を行う事が出来ます。

太田キャンパスの施設紹介

太田キャンパスは、東武伊勢崎線の太田駅から徒歩5分と駅近く、自然豊かな環境に校舎を構えています。黄色の建物に張り巡らされたうねるパンチングメタルが特徴的な校舎は、有名建築家の長谷川逸子さんが設計したもので、何とも近代的な印象を与えています。
中庭には芝生が張られた開放的な空間が整えられており、自由なアイデアを創造し、伸び伸びと学生生活を送ることができるキャンパスになっています。
敷地内には校舎の他に「ものづくりイノベーションセンター」があります。「ものづくりイノベーションセンター」の1階には「にこにこ食堂」という学生食堂があります。毎日食べても飽きないメニューが豊富に取り揃えられており、お昼の時間には学生で賑わいます。同建物内には、教授が自身の研究に利用する研究工作室もあるなど、太田キャンパス内にはモノづくりのための多くの専門的設備が整えられています。
学生が使用する主な設備は、学生が溶接等の実習を行う機械工作室や、工作前に図面を作るCAD/CAM室、電気回路の計測などを行うエレクトロニクス計測室といった研究室です。太田キャンパスには同じ理工系の学生が通う桐生キャンパスの設備には無い、自動機械が設置されていることが大きな特徴です。

太田キャンパスの研究室紹介

今回は、学生が溶接の実習に用いるCAD/CAM室と機械工作室の紹介をしたいと思います。
学生は実習を始める前に製図を行います。そこで利用するのがCAD/CAM室です。CAD/CAM室では、CADを用いる事で、手作業で製図を行うよりも計算を容易にし、実際に製造後の干渉の有無を視覚的に確認できる他、CAEと呼ばれるテクノロジーを組み合わせる事で、製作前に性能を事前に検討できるなど、より緻密な製図を行う事が出来ます。
次にCAD/CAM室で作成した図面を用い、機械工作室にて溶接を行います。手作業で加工を行う事もできますが、太田キャンパスには桐生キャンパスには無い自動機械があるため、機械にCAMと呼ばれるデータを入力する事で、自動で加工する事もできます。
材料を加工した後、学生はCO2炭酸ガスアーク溶接ロボット製造機等を用い、加工した材料の溶接を行います。この機械は溶接スピードが速く不純物が発生しないため、作業効率が非常に良く、どの学生でも安定した溶接を行う事が出来ます。
機械工作室にはワイヤーカット放電加工機をはじめとした、多くの専門機械が取り揃えられています。機械工作室では学生の実習だけでなく、研究室からの製品依頼加工も行っており太田キャンパス内におけるモノづくりの大部分を担っています。
最後に
最後に
太田キャンパスでは、モノづくりのために整えられた環境を駆使し、製品デザインから設計まで、モノづくりの過程だけではなく、モノづくりに関する多くの知識を得る事ができます。
太田キャンパスは、将来モノづくりを行う学生にとって、素晴らしい勉学を行う事ができるキャンパスとなっています。
このコーナーの取材を
担当した学生広報大使
社会情報学部2年鈴木 史哉さんの写真
社会情報学部 2年
鈴木 史哉
今回初めて記事を執筆しました。取材先のどの部分を、どのように紹介すれば、読者によく伝わるかを考えながらの取材は大変でしたが、より細かい取材に繋がったのではないかと思います。
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