啓真寮(桐生地区)の寮長と前寮長にインタビューしました
群馬大学には、前橋地区に養心(ようしん)寮、桐生地区に啓真(けいしん)寮の2つの寮があります。
今回取り上げるのは、理工学部の学生が利用する啓真寮。寮長の干場さんと、前寮長の本庄さんに、啓真寮での生活についてインタビューしました。
寮 長
理工学部化学生物化学科 3年 干場真由子さん
前寮長
理工学部化学生物化学科 3年 本庄紗季さん
啓真寮とはどのような寮ですか?
-
干場さん
- 啓真寮は、主に理工学部生と理工学部の大学院生が住んでいる寮で、「独立型」と「シェア型」の2種類の部屋のタイプがあるのが特徴です。独立型は、部屋ごとにお風呂やキッチンがある、普通のアパートに近い部屋です。シェア型は、個人の部屋はありますが、お風呂やキッチンは各フロアで共用のものを使う形をとっています。
寮生活というと、厳しい門限や規則があったり、寮母さんが食事を出してくれたり、掃除当番があったり、といったイメージがあるかもしれませんが、啓真寮にはそういったものはありません。
それぞれが自分の時間軸で生活しています。好きなときに帰ってくることができて、料理をするスペースもあり、友達も呼べる、自由な雰囲気の寮だと思います。
啓真寮のいいところはどんなところですか?
-
干場さん
- 数年前に改装工事をしたこともあって、施設がきれいですね。防犯の面でも、セキュリティカードと部屋の鍵とで二重ロックになっているので、安心です。部屋には大きな窓があって、周りの景色が見えるんですよ。山と川がダイナミックに見えて、季節の移り変わりを感じられます。
-
本庄さん
- 個人の部屋はかなり広くて、養心寮の倍くらいあると思います。桐生キャンパスとの距離も、自転車で5分くらいなので、短くて便利です。
-
干場さん
- 寮の雰囲気も魅力の一つです。養心寮は年間を通していくつかイベントがありますが、啓真寮にはそういったものが基本的にはありません。自分のペースで生活したい、自分のパーソナルスペースを大切にしたい、という人には、程よい距離感があって最適だと思います。寮の仕事については、管理人さんがほとんどやってくださるので、助かっています。掃除についても、平日であれば朝に清掃員さんが共用スペースや階段、廊下などを掃除してくださって、快適に過ごせるようにしていただいています。
寮生活で大変なことはありますか?
-
干場さん
- 基本的には、管理人さんや清掃員さんが暮らしやすい環境を作ってくださっているので、特別大変なことはあまりない気がします。強いて言うなら、シェア型の場合だと、複数の人が同じものを使うことになる共用スペースでの過ごし方には気をつけないといけませんね。各々が気を遣って、良い環境で生活できるよう心掛けています。
啓真寮での思い出やエピソードを教えてください
-
干場さん
- シェア型ならではのエピソードですが、キッチンでタコパしたり、ケーキを作ったりしたのはいい思い出です。他にも、夜中に大きい地震が起きたときに、自然とみんな部屋から出てきて、安否確認したことがありました。
不安なときに近くに誰かがいてくれるのはやはり安心しますね。
-
本庄さん
- フロアごとに自由に使えるラウンジスペースがあるのですが、よくそこに集まって同じ学科の友達と課題をしていました。大学院の勉強や就活も、一緒に頑張れる人が身近にいる良い環境だと思います。
最後に、入寮を考えている人にメッセージをお願いします。
-
干場さん
- 寮での生活というと、集団生活は大変そう、規則が厳しそうと、マイナスなイメージを持っている方もいるかと思いますが、啓真寮は、学生寮でありながら丁度いい距離感があって、細かい規則もなく、暮らしやすい寮だと思います。一人暮らしは寂しい、心配だ、という人にはぜひおすすめしたいです。
-
本庄さん
- 人と集まって生活する経験は、なかなかできるものではないと思います。たくさんの人と出会って、色々な話をして、交流の幅を広げてほしいです。
啓真寮寮生のお部屋紹介
とある寮生の一日(授業がある日の平日)
このコーナーの取材を
担当した学生広報大使
寮で生活する学生の、ありのままの様子が見えるように心掛けて書きました。啓真寮の魅力をたくさんの人にお伝えできたら嬉しいです。